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AR/VRエンジニアの趣味ブログ

Unity for MacでVisualStudioを使用する

UnityをWindowsでやっていた人が、Macでやり始めると思うこと?にMonoDevelopってなんだ?ってのがあるかと思い調べてみた。
MacだとVisualStudioではなくMonoDevelopなので使い勝手がいいほうのエディターに変えたいという人もいるだろう。

Visual Studioをインストール

まず、MacにはVisualStudioはない....(完)
だが、VisualStudioCodeというEditorがあるのでそちらを使うことにする。

サイトのトップよりダウンロードができるのでインストールする。
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単品で使った場合、WindowsのVisualStadioとはレイアウトなどが違うが、使い勝手や機能は大体同じのようだ。

Unityと連携させるために...

Unityで普通にEditorを変更させようとしたがVisualStudioCodeが起動してそこからMonoDevelopが起動してしまう。

調べているとこんなものが…
VisualStadioCodeをUnityに追加するためのScriptらしい。
VSCode - Unity Visual Studio Code Integration

これをAssets以下に追加する
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Editorを変更

UnityのツールバーからUnity > Preferencesを選択。
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PreferencesのWindowが開く
VSCode.csを追加したのでVSCodeという欄が増えている
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External Toolsを選択してEditor AttachingをCodeに変更
もしくはBrowse...からVisualStudioCodeを選択する。
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これで連携が完了です。EditorがVisualStudioCodeになりました。

インテリセンス(自動補完)を利用する

VisualStudioCodeをEditorに設定し無事Scriptを編集できたのですが、MonoDevelopにはあるインテリセンスがなかったので設定する。

左側のタブから拡張機能( f:id:nanokanato:20170417115947p:plain:w12 )を選択。OmniSharpで検索してインストールしてください。
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使い心地

Editorとしては最高だと思います。

  • 拡張機能でインストールすることで多言語対応
  • Windows,Mac,LinaxなどのOSで利用でき、OS間の操作感の違いを吸収
  • Microsoftや利用者の更新頻度が高く、機能拡張が増えている。
  • Methodやif,forなどで折りたたむことができる
  • 左右でエディターの分割ができる。(コピペや他プロジェクトとの比較が楽)
  • 上書き保存していないScriptに応じて左上にバッジ表示(自動保存もあり)
  • インテリセンスは機能拡張から追加できるので独自のものも可能?

など...

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しかし、Unityで使うには以下の点よりまだ早いようです。

  • Projectに常にVSCode.csを追加しないといけない
  • Debug時にBuild構成ファイルやタスクランナーの構成が必要
  • ブレークポイントの設定がし辛い?
  • Unityでの利用者が少ないので何か起こると困るしかない

それでも多くのOSと多言語に対応しているMicrosoftのフリーエディタですのでどこかのすごい人が解決していそうです。
解決策があればぜひ教えていただきたいです。